それぞれの部品形状に合わせた特殊追加工
SPECIAL PROCESSING
超硬工具の欠損部の除去ならびに正規穴の追加工、長尺ワークへの微細深穴の追加工、増速スピンドルによるキャビテーション付与直彫り、ベアリング内径側への熱電対挿入穴追加工など、特殊な放電加工技術を駆使した、多種多様な追加工や難加工に関するご相談を随時受け付けております。
ダイヤモンドコーティングされた切削工具や研削工具で超硬合金やセラミックスの加工はある程度までは出来ますが、加工効率は決して高いとは言えず、コスト面での課題は大きいと言えます。こうした課題解決パートナーとして、高品位かつ高精度な追加工を具現致します。AMで造形された部品の形状に合わせて、世の中にない最適工具電極を社内で直ぐに設計製作しますので、あらゆる施工を可能としています。
それぞれのニーズに合わせた電極の製作
人工的に落雷現象を生み出す放電加工において、工具に該当する電極は、電気伝導率が高く、熱伝導率も高い純銅が最適材料です。
切削加工で用いるドリルやエンドミルとは異なり、安価で柔らかい材料の為、それぞれのニーズに合わせて折り曲げる、ねじり倒すなどの使い方の自由度が大きく広がります。しかも、刃先の概念が無いため、縦、横、斜めのいかなる方向にも自在に動かすことが出来るので、深い穴を加工するのに、ワークをテーブルにセットするのではなく、電極を立てておいて、そこにワークを上から落とし込む方法を取る職人さんもいるほど、現場にいて作業をのぞき込むのが楽しくてしょうがなかったという研修生の話をよく耳にします。
写真のように、ベアリングの内径側に熱電対挿入用の穴を、直下にあるボールベアリング玉を傷付けないように貫通穴を追加工して欲しい、といった特殊追加工のご依頼にも対応し、多種多様な部品のプロトタイプの製作を推進しております。創業以来半世紀以上にわたり、日本の産業や研究の発展に寄与してきた専門業者として、一つひとつのニーズに最適な工法を立案させて頂きます。
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特殊追加工に関する記事
独自の放電技術で様々な特殊追加工に対応
大手製造メーカー様をはじめ、鉄鋼業や化学工業の企業様、国立大学など、多岐にわたる領域から製品の開発や研究、実験に関わる特殊追加工、難追加工が必要な試作品の製作を承り、高速・高品位・高精度化を備えたオリジナルの放電加工技術でお応えしています。新たな価値を創造し、世界に発信する日本の良きモノづくりの精神に寄り添い、既存の概念に囚われない斬新な発想力と提案力を持つパートナー業者として、あるいは困った時の駆け込み寺として、常に頼れる存在であり続けたいと考えております。